プレゼンも、ブログも、セミナーも、構成次第で「わかった気にさせる」ことが出来る。


看護師という職業は、会議や勉強会、学会などプレゼンをする機会が多くあります。

プレゼンは、資料を作らなければならないという思い込みも多くあります。

「来週、勉強会を行ってください」

という依頼に対して一番最初に開くのが、「パワーポイント」だったりすると、めまいがします。

あなたは、プレゼンを依頼されたら、一番最初に何をしますか。

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「あの先生の授業眠いよね」を繰り返す罠

眠い先生の授業と、前のめりで参加したくなるような授業の違いはなんでしょうか。

話が面白い。

話がつまらない。

だらだらとしゃべる。

テンポが良い。

など、スラスラと上がってくると思います。

しかし、勉強会を依頼されてパワーポイントを開く人は、だらだらとしゃべっています。

パワーポイントは資料としての役割は十分ですが、それを読み上げる役割は必要ないからです。

教科書のページを優秀な先生が10ページほど選定し、コピーしてくばった資料

そして、パワーポイントで作成したあなたの資料

どちらが参考になるでしょうか。

あなたの能力が高いとしても、教科書のコピーを上回ることはないでしょう。

それは、教科書とプレゼンの資料の役割に違いがあるのです。

教科書は、学問の見本となるように多くの可能性について言及しまとめられたものです。

視覚的なまとまりやすさ、はあるかもしれませんが、物語として面白くは書かれていません。

何か調べごとをしているときに、すぐにしらべられるように系統立ててまとまっているのです。

プレゼンの資料は、あくまでもプレゼンの補助的な役割でしかありません。

人体の解剖について示したかったら、言語では難しいので図を表示する。

あるいは、湿疹について言語では難しいので、写真で表示する。

また、年間の伸び率について視覚的に示したい場合に、グラフとして表示するなどです。

そして、プレゼンターは聴衆にどうやったらそれが伝わるのかを考えます。

これが構成です。

退屈な先生の話は全て「つまらない構成」になっているのです。

構成を考える上で大切なポイント

作文を書くときに、いきなり書きはじめて、枚数が残り少なくなったせいで、変な終わらせ方をした経験がある人もいるでしょう。
それは、構成をあらかじめ考えていないから、おきる失敗です。

ナタリーというサイトをしっているでしょうか。

音楽ニュースメディアである音楽ナタリー、最新の漫画情報を扱うコミックナタリー、お笑い専門のニュースメディアお笑いナタリー、映画情報を扱う映画ナタリー、舞台・演劇を扱うステージナタリーに分類されており[3]、それぞれのポップカルチャーに特化したエンターテインメント情報を配信する。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88より引用)

このナタリーは、ライター経験のない社員が社内研修を受けて、記事を書いています。
その社内研修は、初代編集長の唐木さんが行っていました。
その名前をとって、唐木ゼミとよばれていたそうです。

新しい文章力の教室の中で、唐木さんは構造シートとよばれるメモから、文章を書くことを勧めています。

そうすることにより構成が固まり、読者に完読されるようになるからです。

また、構成シートを元に人にその話題を話すことを勧めています。

人に話すときに、だらだらと話し続ける人はマレだと思います。

自分の言葉でまとめて簡潔に話し、最後はしっかりとオチをつけるでしょう。

また、テーマの中で伝えたい事柄の中でランク付けを行うことも勧めています。

あれもこれも伝えたい。

これは、自分の好きな分野に特に陥りがちな罠です。

聞き手はそこまでマニアックな世界に興味はありません。

だから、取捨選択が必要なのです。

したがって、構成を考える上で大切なポイントは
・人に話すときのように簡潔にまとめて、最後はオチをつける。
・簡潔にまとめるときに、伝えたいことの優先順位が高いものから取捨選択する。

です。

北野武監督は映画を4コマ漫画にたとえる。

映画監督の北野武監督は、映画を4コマ漫画にたとえます。

起承転結ともいいます。

ライターの古賀史建さんは、著書の中で映画やドラマのように構成をたとえています。
①導入・・・・・・客観のカメラ(遠景)
②本編・・・・・・主観のカメラ(近景)
③結末・・・・・・客観のカメラ(遠景)

カメラを意識するようになると、文章と文章のあるべき順番も理解しやすくなる。文章の説得力も増してくる。
そしてもちろん、文章全体にメリハリがついて、リズムも良くなってくる (同書 p119)

その効果として、導入部分で俯瞰するような文章があると、文章全体の景色について理解しやすくなります。

例えば、今年のノロウイルスの患者が4週間前に比べて3倍に増えています。
例年と同様ノロウイルスの患者がピークに達し、流行期に入っています。

という情報があるとノロウイルスについての全体像(流行していることが俯瞰して理解できます)

その中で、どういうときに感染するのか、対処法はなんなのか?という近景を写すと、理解力も惹きつけ力も出るのです。

起承転結はあまり・・・・・・という話もありますが、「転」があることにより文章のメリハリがつきます。

これはプレゼンでも全く同じ事です。

だらだらと同じ事について話すよりも、「全然話は変わりますが」と話し出した無駄話のほうが面白いことがあるのと同じことです。

したがって、構成を考えるときには、映画やドラマのように、遠景と近景を使い分けて、メリハリがつくようにしましょう。

その際に、CMや映画の予告編のようにいきなり客観のカメラがあって、全体像を指し示し、そういうことだったのか、と腑に落とすことも有効です。

「わかった気にさせる」のはテンポと構成

私は「絶対にすべらない話」が好きでよく見ます。

どの芸人さんも共通している事柄は、情景が浮かびテンポが良いことです。

あれは、カメラのように言葉で遠景と近景を示せているから笑ってしまうんです。

そのときに「わかった気にさせている」ことがポイントです。

勉強会やセミナー、授業でもそうなんですが、「あーなるほど」とわかった気にさせることが、「満足度」を高くするポイントなのです。

したがって、このテンポと構成をマスターすることによって、プレゼン、セミナー・・・・・・ブログの記事も面白くなるということです。

まとめ

プレゼンやセミナー、ブログの記事を書く際は必ず構成を考えましょう。

構成を考えるときは、客観と主観のカメラを使い分けることが大切です。

テンポ良く、情景が浮かぶようにすることで、相手にわかった気にさせることが出来ます。

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ABOUTこの記事をかいた人

マツイ ケンジ

救命センターの看護師。英国型のナーシングホームをやりたい。アロマなどを用いて西洋医学一辺倒ではないケアを提供することが目標。学園祭で講演会を1人で企画運営し成功させた。アトピー性皮膚炎の患者指導も研究している。